ウインドウズ10を起動しようとしたら、起動画面の白い点がくるくる回っている状態から先に進まなくなった……というトラブルに遭遇した場合、起動用のプログラムが破損しているケースが考えられる。復旧には「オプションの選択」画面を呼び出して、OSの修復を行う必要がある。
ウインドウズのロゴと白い点がくるくる回転している画面になったら、マシンを再起動させよう。2回繰り返すと、3回目の起動時に「お待ち下さい」というメッセージが表示され、「オプションの選択」画面になる。ここで「トラブルシューティング」を選択すると、「このPCを初期状態に戻す」「システムの復元」「イメージでシステムを回復」「スタートアップ修復」「スタートアップ設定」「以前のビルドに戻す」の6つの手段を使って、OSの復旧が行える。まずは、「システムの復元」「スタートアップ修復」「以前のビルドに戻す」を選んで、復旧できないか試してみよう。それで失敗するアバイは、「スタートアップ設定」でセーフモードでの起動を試みる。セーフモードも立ち上がらない場合は、OSを初期状態に戻すことで、システムを回復させよう。
くるくる回転して起動しないウインドウズ10を復旧する
ウインドウズ10で起動に失敗し、白い点がいつまでもくるくる回っている場合は、再起動を3回繰り返そう。3回目に「お待ち下さい」と表示され、BIOSのトラブルシューティングの画面へと移行する
「オプションの選択」が表示される。「続行」を選ぶと、前のOSの起動画面に戻ってしまう。「PCの電源を切る」はパソコンのシャットダウンだ。「トラブルシューティング」を選択しよう
「トラブルシューティング」の、「このPCを初期状態に戻す」を選ぶと、ウインドウズ10の再インストールを行える。これが第一の選択肢。ここでは、個人が作成したファイルを保持したままOSだけを再インストールする方法と、すべてのファイルを削除して完全に新しい状態でOSをインストールする方法の2つが選べる。ただし、この2つは最終手段。先に「詳細オプション」の中にある普及方法を試してみよう
「詳細オプション」を選ぶと、さらにメニューが表示される。ここでは「システムの復元」「イメージでシステムを回復」「スタートアップ修復」「スタートアップ設定」「以前のビルドに戻す」の5つの方法での普及が可能。「システムの復元」は、万全の状態時に作成した復元ポイントまで戻って普及する方法。「イメージでシステムを回復」はウインドウズのインストールディスクなどを使ってシステムの修復を図る方法だ
「スタートアップ修復」は、OS起動時のプログラムを精査し問題がないかをチェック、破損部分を修復する機能だ。軽度のトラブルならこれで回復することもある
「スタートアップ設定」は、ウインドウズの最低限の機能での起動を試みる機能。セーフモードで起動してみたい場合はこの機能を利用する