「Ｔｒａｎｓ－Ｐａｃｉｆｉｃ Ｐａｒｔｎｅｒｓｈｉｐ」などといった、全角の読みにくい英数字が使用されたページに遭遇したことはないだろうか。特に新聞社系のニュースサイトなどでは、紙の新聞向けの原稿をそのままWeb版に流用しているためか、全角英数字になっていることが多い。また、企業のプレスリリースなどでも、時折このような表記を目にする。紙に印刷されるとそれほど問題にはならないものの、Web上では、全角英数字を使うと文字と文字の間隔が開きすぎてしまうため、読みづらくなってしまう。
この不便さを拡張機能で解決しようというのが、今回ご紹介する、その名も「さよなら全角英数」である。この「さよなら全角英数」を使用するためには、特に設定をする必要はなく、Chrome Webストアからインストールするだけでよい。全角英数字が使用されたサイトにアクセスすると、自動的に半角に変換し、何事もなかったかのように表示してくれる。また、変換が実行されたページでは、アドレスバーの横にアイコンがさりげなく表示され、全角英数字を合計で何文字変換したかなどの統計情報を確認することができる。
たったそれだけの拡張機能であるが、あるとないとでは大違い。一度全角英数字と半角英数字のサイトを比較してみてほしい。
■ 全角英数を勝手に変換してくれるChrome拡張
このように、全角英数字が使用されたサイトでも…
「さよなら全角英数」をインストールすれば自動的にこのように変換され、読みやすい
アドレスバーの隣からは、サイトごとの有効無効や統計情報が表示される
