パソコンを利用していて、「Thumbs.db」というファイルを、デスクトップやフォルダなど、あちこちで見かけることはないだろうか。
ほかのファイルを操作するのに邪魔になるが、削除してよいものか……と困っている人もいるだろう。
「Thumbs.db」は画像ファイルのサムネイル(縮小版)を生成するのに使われるファイル。フォルダ内で画像の内容を縮小版で表示するときに、読み込みを高速化するためのキャッシュファイルなのだ。「Thumbs.db」を削除すると、サムネイルを1から生成しなければならないため、ファイルの表示が遅くなるが、影響はそれだけ。削除してもシステムに悪影響はない。
この「Thumbs.db」は隠しファイルになっているので、通常は表示されない。邪魔な場合は、隠しファイルを表示させない設定にして非表示にすればOK。また、「Thumbs.db」自体を生成させない設定方法もあるので、合わせて紹介しておこう。
「Thumbs.db」が表示される原因とは?
フォルダやデスクトップに突然表示された「Thumbs.db」という謎のファイル。正体は何なのか、削除していいものか迷っている人もいるだろう
「Thumbs.db」が表示される原因はコレ。フォルダの「メモリ」で「隠しファイル」の項目にチェックが入っていると、通常は不可視になっているシステムファイルが表示され、「Thumbs.db」が現れるのだ
Windows8で「Thumbs.db」を作成しない設定方法
「Thumbs.db」を作成されないようにするには、ローカル検索を使って「gpedit.msc」を検索して起動しよう
「ローカルコンピューターポリシー」→「ユーザーの構成」→「 管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「エクスプローラー」とフォルダを開いて行こう
「非表示のthumbs.dbファイルで縮小表示のキャッシュを無効にする」という項目をダブルクリックする
「有効」を選択しよう。同様に「縮小画像のキャッシュをオフにする」の項目も「有効」にする。これで「Thumbs.db」は表示されなくなるぞ