ウェブを見ていると、ブラウザの右側に「Hot Deals!」、下に「Recently Bought」という広告が表示されることがある。一見、ウェブサイトに固有の広告に見えるが、これはマシンに入り込んだスパイウェアが表示させている広告だ。
削除するには、ブラウザもしくはOSに入り込んだプログラムを削除する必要がある。ChromeやIE、Firefoxの場合は拡張機能(アドオン)に、見慣れない名前のモノが入り込んでいないかチェック。そこで見つからない場合は、ウインドウズの「プログラムと追加の削除」にソフトとしてインストールされていないかを確認しよう。
このスパイウェアは、様々な名前のプログラム名で入り込んでいる。アドオンの場合は「WebSave」や「deal4me」「Save keep」、ソフトの場合は「wisen wizard」「TaBlue Viewer」といった名称が使われている。そのため「これさえ削除すればOK」というプログラム名がないのが難しいところだ。
普段から、どんなアドオンやソフトがマシンに入っているかを把握しておいて、見慣れない名称があったらすぐに分かるようにしておこう。
スパイウェア広告「Hot Deals!」「Recently Bought」の削除方法
いつの間にかブラウザに表示されるようになった「Hot Deals!」の広告。IEやFirefox、Chromeを問わず、画面の右側に表示される
「Hot Deals!」と一緒に表示される広告が「Recently Bought」。こちらはブラウザの画面の下に出現する
「HotDeals!」「Recently Bought」の広告はブラウザのアドオンに入り込んで悪さをしている。利用しているブラウザの拡張期の魚調べてみよう。Chromeなら「ツール」から「拡張機能」を選べばOK。FirefoxやIEでも同様にアドオンの設定を開こう
「Hot Deals!」の本体となっているアドオン(プログラム)の名称は一定でないため、自分で導入した記憶のないものを虱潰しに消していくのがオススメ。「WebSave」や「deal4me」「Save keep」といった名称のアドオンがあったら要注意。本体の可能性が高いので消してみよう
もう1つ、侵入先として考えられるのが、ウインドウズのアプリだ。コントロールパネルから「プログラムの追加と削除」を開いて、見慣れないアプリが勝手にインストールされていないかをチェックする。「wisen wizard」「TaBlue Viewer」といった名称のアプリとして入り込んでいるぞ。これも発見したら消してしまおう