IEを起動すると、下部に「アドオンを無効にすることで、閲覧の速度を上げます。」「アドオンの選択」と表示されることがある。これはInternetExplorer 9から導入された機能で、導入済みのアドオンから、IEの速度低下の原因になっているものを取り除くメッセージだ。
「アドオン」とは、IEの機能を拡張するための追加アプリのこと。自分では導入した記憶がなくても、ウイルス対策ソフトやパスワード管理ソフトをインストールすると、自動的にIEにも、そのソフトをサポートするためのアドオンが導入されることがある。
アドオンは、あくまでIEに機能を追加したり、拡張するためのものなので、削除することでIEが使えなくなったり、取り返しの付かないトラブルに見舞われることはない。どれを消しても大きな影響はないので、どんどん削除して、IEの速度を取り戻すといい。
アドオンの削除により、IEの速度低下が閾値内に収まれば、次回からメッセージは表示されなくなるぞ。

■ IEで「アドオンを無効にすることで、閲覧の速度を上げます」と表示されたら？

IEを起動した際に、画面下に「アドオンを無効にすることで、閲覧の速度を上げます」というメッセージが表示された

メッセージの右側で「アドオンの選択」をクリックしよう。ほかの作業を優先したい場合は「後で確認する」をクリックして後回しにすることも可能

IEで有効になっているアドオンの一覧が表示される。一番上に表示されているのが、IEの速度低下の原因になっているアドオンだ（画像ではAVGというセキュリティソフトのアドオンが、約0.1秒の遅延の原因となっている）。「無効にする」をクリックしてアドオンを停止させよう

無効にしたアドオンは一覧に表示されなくなる。合計の秒数が「アドオンによる遅延が次の値を越えた場合に知らせる」の秒数以下になると、次回から警告が表示されなくなる

設定が終わったら「完了」をクリックすると、アドオンの変更は完了