CentOSで、ファイルの内容を変更したり、フォルダに新しいファイルを追加しようとしてエラーが出る場合、原因はパーミッションにある。CentOSのファイルには個別に「読み取り」「書き込み」「実行」の権限が設定されており、重要な設定ファイルは外部から攻撃された際、勝手に改変されないように、書き込み権限が与えられていないことが多いのだ。そのファイルを変更するには、ファイルを指定してアクセス権(パーミッション)を変更し、書き込み権限を与えればOK。パーミッションの変更は「chmod」コマンドで行えるぞ。
書き込みできないファイルのパーミッションを変更する
#chmod a+w <ファイル名>
パーミッションの変更のコマンドは「chmod」。「a」はすべてのユーザーが対象。「w」は書き込み権限の許可を意味す
「chmod a+w」に続けてパーミッションを変更したいファイルやフォルダを指定して実行する
書き込み権限が変更された。FTPクライアントソフトなどを使うと、パーミッションを確認できる。「r」は読み込み、「w」は書き込み、「w」は実行の権限を示す。「w」の権限が追加されていればOK