コロナウイルスの被害にともなう持続化給付金に申し込んだところ、持続化給付事務局から「申請内容・添付に不備がありましたので修正してください」というメッセージが届き、マイページには「[所得税青色申告決算書の控]として有効な画像の添付が確認できませんでした。」という説明が赤字で記載されている。文面では添付画像に問題があったように書かれているが、そもそも青色申告ではなく白色申告をしているし、書類も税務署から戻された控えをそのままスキャンして取り込んだもの。何をどうすれば……と困っている人もいるかもしれない。
この場合はまず、入力項目の数字の入力ミスを疑ってみよう。特に間違いやすいのが「売上減少の対象月の前年度売上額(必須)」。ここに昨年度の同月の実際の売上額を入力してしまっていないだろうか(例えば、2019年の同月に取引先から銀行口座に振り込まれた売上の数字を、そのまま入力しているケースなど……)。
「売上減少の対象月の前年度売上額(必須)に入力すべきは、実際の同月の売上ではなく、昨年の年間事業収入を÷12した数字だ。具体的には、申請に使用した確定申告書Bの第一表、その「収入金額等」の欄には「事業」「営業等」とあり、そこに昨年度の年間売上が記載されている。この数字を12で割った数字を、「売上減少の対象月の前年度売上額(必須)に入力すればOKだ。
赤字の説明にはその旨が書かれているが、非常に分かりにくい。入力すべきは昨年の「実際の月間売上」ではなく、昨年の「年間売上の12分割」の数字である点に注意しよう。
「[所得税青色申告決算書の控]として有効な画像の添付が確認できませんでした」の対処法
持続化給付金を申し込んだのに、持続化給付事務局から、申請情報もしくは添付書類の不備のメールが届いた
メールにある通り「マイページ」を開いてみると、トップに赤字で修正の旨が記載されている
「申請内容・添付に不備がありましたので修正してください」とある。本文を読んでみると「[所得税青色申告決算書の控]として有効な画像の添付が確認できませんでした。」とあり、添付画像にミスがあったようにも見えるが、実は原因は画像以外の箇所にあることも……。
この場合、まず確認すべきは「売上減少の対象月の前年度売上額(必須)」の箇所。ここは説明が分かりにくく誤入力している可能性が非常に高い
「売上減少の対象月の前年度売上額(必須)」に入力すべきは、「確定申告書B」の「第一表」に記載されている「収入金額等」の「事業」欄の金額、それを12(ヶ月)で割った数字だ