VPSなどのサーバーへのログインに使うターミナルソフトの定番「TeraTerm」。しかし、毎回接続先のIPアドレスと、ユーザー名とパスワードを入力してログインするのは手間がかかる。起動したらすぐにターミナルの画面が開くようにしたいところだ。
TeraTermには、ユーザー名やパスワードを保存する機能はない(注:接続先のアドレスの履歴を参照する機能はある)。そこで、TeraTermのショートカットを作成して、リンク先のアドレスにサーバーのIPアドレスとユーザー名、パスワードを登録しよう。このショートカットを起動すれば、ログイン作業が自動で行われるようになるぞ。
ただし、ウインドウズのデスクトップから誰でもサーバーにログインできることになるので、セキュリティ面でのリスクは高まる。安全な環境で利用し、サーバーの設定が終わって操作する機会が減ったら、ショートカットを削除しておくのをオススメだ。
TeraTermで自動的にサーバー(VPS)にログインする方法
「TeraTerm」をインストールしたら、インストール先のフォルダを開き、「ttermpro.exe」を右クリックし、「送る」から「デスクトップ(ショートカットを作成)」を選択しよう
デスクトップに「ttermpro.exe」のショートカットが作成されたら、右クリックメニューから「プロパティ」を選択
プロパティの「ショートカット」タブを選択。「リンク先」に「”C:\Program Files (x86)\teraterm\ttermpro.exe” <ipアドレス> /auth=password /user=<ユーザー名> /passwd=<パスワード>」と入力しよう
プロパティを閉じたらショートカットをダブルクリックしてTeraTermを起動する
TeraTermが起動すると同時にSSH認証の画面が立ち上がり、プロパティの「リンク先」に入力したユーザー名とパスワードで、サーバーへの認証が自動的に行われる