iPhoneで「連絡先」を開いたら、すべての連絡先が消えている……というトラブルに遭遇した場合、手っ取り早い復元方法は、iCloudに保存してある連絡帳のバックアップと同期することによる、データを上書きだ。
iPhoneでは稀に、連絡先のデータがすべて消滅することがある。過去の電話の着信や発信の履歴は残っているが、連絡帳のデータが消えたため、それがどこのだれにかけたりかかってきたりしたものか、全て分からなくなってしまっているのだ。この場合、連絡帳のデータさえ元に戻れば、発着信の履歴の相手も元のように表示されるようになる。
iPhoneの「設定」アイコンから「iCloud」を開いて、「連絡先」の同期設定を有効にすればOK。iCloudに接続して、最後にバックアップした連絡先に上書きされるはずだ。
なお、この方法で復活できない場合(iCloud上に連絡先を保存していなかった場合など)は、パソコン内のiTunesに保存されている連絡先データから復元を図ることになる。こちらの記事を参考に試してみよう。
iPhoneの消えた連絡先をiCloudと同期することで上書きし復元する方法
iPhoneの連絡帳が突然カラッポになった。「自分の番号」のみが表示され、それ以外は「連絡先なし」となる。また、右上に表示されている連絡帳への新規追加ボタン「+」も表示されなくなった
iPhoneの「設定」アイコンをタップして「iCloud」の項目を開こう
「iCloud」の中に「連絡先」という項目があるので、タップして有効にしよう。これでiPhoneの連絡先が、iCloudと同期されるようになる
「連絡先をiCloudに結合します。」と確認のダイアログが表示される。「結合」をクリックしよう
iCloudとの同期が実行されると、画面に「連絡先を同期」と表示される。これでiPhoneの空になった連絡先が、iCloudに保存されていたデータで上書きされるはずだ