アプリやツールを扱う上で頻繁に目にするのが「CSVファイル」。特にデータをほかのデバイスにエクスポートしたり、逆にインポートする際には、必ずと言っていいほど登場する形式だ。
CSVファイルは、正式には「Comma-Separated Valuesファイル」という名称で、データがフィールドごとに「,」(コンマ)で区切られいるのが特徴。大量のデータの管理・保存に使われるが、記法がシンプルなため、エクセルなどの表計算ソフトのほか、テキストエディタで展開して編集できる。もちろんウインドウズ標準のメモ帳でも開いて、中身を確認したり変更を加えられる。単純さゆえ、デバイス間を移動しても、文字コードの違いによる誤変換やエラーが発生しにくいのもメリットだ。
CSVファイルとエクセルの違いはテキストエディタで編集できる点
CSVファイルは、ソフトやアプリ間のデータ共有にも使われるファイル形式。通常はオフィス系ツール(MS OfficeやOpenOffice)と関連付けられ、これらの表計算ソフト(エクセルやCalc)から展開できる
CSVファイルをエクセルで展開するとセルごとに数字やテキストが表示される。これだけ見ると、エクセルで使われるxlsx形式と同じように見える
CSV形式のファイルのxlsx形式との大きな違い。それはテキストエディタで開ける点だ。ウインドウズの「メモ帳」で開いてみよう
セルで分けられていたデータが、「,」(コンマ)で分割して表示される。内容を編集して上書きすることも可能。このように、テキストファイルとしても扱えるため、データの編集や追加がカンタンで環境を選ばない。このメリットを活かして多くのツールで使われているのだ