拡張子が「.ai」のファイルは、アドビ社製のドローソフト「Adobe Illustrator」で生成される。
「.ai」ファイルは「ベクター画像」と呼ばれ、PhotoShopなどのペイントソフトで作られるビットマップ画像と異なり、画像を縮小・拡大・変形しても画質が崩れないという特徴がある。そのため、ロゴなどのデザインによく使われている。ウェブやDTPのデザイナーが日常的に扱う拡張子の代表格ともいえる形式だ。
「.ai」ファイルはAdobe Illustratorで読み込めば、内容を変更することが可能。Adobe Illustratorを持っていなくても、同じアドビ社の無料ツール「Adobe Reader」を使えば、内容の表示が行える(編集は不可)。
主にPDFファイルの閲覧に使われているAdobe Readerだが、Illustratorの「.ai」ファイルを見られるのも知識として覚えておこう。
■ 拡張子が「.ai」のファイルは「Adobe Reader」でも開ける
拡張子「.ai」のファイルは、「Adobe Illustrator」で作成されたベクター画像を保存する形式。世間ではかなり一般的に流布しており、主にデザイナーから送られてくるファイルに含まれている
拡張子「.ai」のファイルをAdobe Illustratorで開くと、作成したベクター画像の内容を編集できる。ただし、Adobe Illustratorは購入するとなるとかなり高額
「.ai」ファイルの内容を確認するだけなら、同じ会社のフリーソフト「Adobe Reader」でも対応できる。Adobe Readerをインストールして起動。画面上に「.ai」ファイルをドラック&ドロップしよう
「.ai」ファイルの中身が表示された。Adobe Readerでは、このベクター画像を改変することはできないが、ファイルの仕分けなどの際の確認にはこれで充分